デイトレード2つの要素デイトレードと「時間・市況」は切っても切れない関係にあります。 時間はチャートでは横軸ですし、市況はそのチャートには表示されなくとも、 マルチフレームのように多次元から値動きに影響を及ぼします。 今日はそんな時間と市況についての話です。 また今回で、4月から続けてきたコラムは終了です。 宜しければ、少なくとも前回の記事を読んでから今回の話を読んでみて下さい。 前回はデイトレード②「最強のデイトレード」でした。 この記事はその続きです。 ドル円が週末に売られ、利食いした値位置から跳ねたのはなぜか? その理由を、他市場から解き明かします。 時間を取り入れるまずは時間ですが、今回は「伸びる時間帯」や「押し目になりやすい時間帯」という話は 省かせて下さい。その代りに、もう少し大きな枠組みで考えてみましょう。 要するに、金曜日の話がデイトレード②という前回の記事でした。 「ドル円を売り、利食いした後跳ねた」と書きましたが、週明けはここまで上昇しています。 月曜日に丁度売った値位置まで跳ねています。 それでは一体”何があるから”跳ねるのだと思われますか? FOMC。 水曜日にはFOMCがあります。(13日夜) 火曜日には米朝首脳会談もありましたね。 そして、この金曜日の売りが今月第1週目だという事も関係しています。 詳しくは、相場分析ブログではありませんのでこの記事では書きませんが 意味があって値動きは作られています。 戦略もなく、やみくもにエントリーしてもギャンブルになるだけですので
取引される市場とその関連市場、市況を引っ張る市場においても 考えておくべきだと思いますよ。 という事で、今回は時間よりも 市況を中心に書きたいと考えています。 金曜日のドル円の売りは、なぜそこで利食いだったのか? 理由の一つとして市況があり、それを今からご説明します。 市況を取り入れる金曜日へ遡ってみましょう。 金曜日は、実は日経平均も売っていました。 ドル円と同じように、利食いすると同時に日経平均も大きく上昇していきました。 これがドル円が上昇に転じた理由の一つです。株価指数の上昇。 では、日経平均は なぜ上昇する必要があったのか? 5月20日頃からも日経平均を売って、跳ねる前に利食いしましたが、今回は6月の1週目の売り(チャート右側の枠の中)の話です。枠で囲んだエリアが重要なのです。 ですので、下にはみ出したのであれば週の終値までには戻る必要がありました。 だから下落は止まった。そういう事です。 今日は少し長い記事になります。続いて、ナスダックの30分足(金曜日時点)を見てみましょう。 ナスダックの木曜日の終値は青いラインより上で終わっています。 つまり、最後にそこに戻る必要がありました。 月のラインを下ブレイク。それが、夕方4時の欧州市場でした。 これを受けて、ドル円も日経平均も下落を続ける事が出来たのです。 だから私も売り増しています。(前回記事のドル円1分足) ナスダックは週のライン(週の目標値)を付けて、上昇。目標値到達後の、 この動きを予測し全て利食いした、というのが真相です。 市況を見よ、というのは イベントもそうですし、特に重要な市場の値動きを見ておいた方が良い、という事です。 さて、話を週明けに戻しましょう。 日経平均の週明けの値動きは上昇。 四角で囲んだエリアに終値が位置していれば、その上辺にはすぐにでも戻る事が可能です。 お分かり頂けましたでしょうか。 そして今週はFOMCというイベントを活かして ナスダックも日経平均もドル円も動くわけです。 この記事を書いている時点ではまだ始まっていません。 FOMCは今晩ですね。 あなたはFOMCに向けたストーリーを描けていますか? 一体、何を成し遂げようとしているのか。 シナリオと言っても良いかも知れません。 それを考えていなければ、 まともな判断が出来るはずがないのです。 市況を考えるには、 イベントと、基幹商品の値動きを見て、そして 「取引したい市場の終値や現在の値位置はどこにあるのか」を考えておきましょう。 以上をもって、4月から続いたコラムは終了とさせて頂きます。 P.S.「デイトレード」の記事①~③で使用した、重要なラインを示してくれるテンプレートは差し上げられませんが、「勝ち方実戦編」で、このようなラインの引き方(日~年レベルまで!)は学べます。募集人数に限りがありますので、本気の方のご参加をお待ちしております。
スキャルピング~デイトレードまで基本的な概念として、2種類のデイトレードがあります。
より安定したデイトレードが可能になります。 また、これらは絵空事ではありません。実際にあなたにも可能なトレードです。 今日はデイトレードの中でも特に短期の売買手法を中心にご紹介します。 新年度!新人トレーダー教育プログラム第3回目「デイトレード」 前回は、その①「どの期間を選ぶ?」でした。今回はその続きです。 1日1回デイトレードまずは1日の中でも大きな値幅を取りに行く戦略です。 6月7日の夜中に売りを仕込み、6月8日の夜8時には全て利食い。大体24時間といったところ。 私が利食いした後、109.2→109.6と40PIPS上昇して行きました。 ですので、デイトレードとしてはこれで正解だと言えるでしょう。 このトレードは大体70PIPS取れています。 ではなぜここで売り、その値段で利食いするべきだと判断したのでしょうか。 ラインが引いてあるのでもうお分かりだと思いますが、 青色のラインがあります。そのラインの下ブレイクなら 次の青色のラインまで売る事が出来ます。 基本的にはこのラインが出せるなら同じトレードが出来ますが、おそらく出せないでしょう。 10年位フィボナッチを研究すれば分かるかも知れません。 なお、移動平均線は表示してありますが、飾りで(笑) 特に意味はありません。 教材では一応、方向性を定めるために 「※※MAより上に位置している状態で、ラインブレイクが買いの条件」などと書いていますが フィボナッチをここまで正確に引ければ必要ないので、見てもいません。 フィボナッチ(値位置)が分かったら、 市況と時間をフィルターに加えて売買すると 大体天井→底、底→天井へとデイトレードが出来ます。 ※市況と時間の見方はまた次回お届けします。 チャンスがある度スキャルピング6月8日の夕方、目標値のラインへ到達(青色のライン)しましたが まだ下落出来そうでしたので、さらに売りを入れました。これが スキャルピングみたいなものです。 ラインの下ブレイクで売って、もっと細かな意味を持つラインで利食いします。 2回それを行い、2回目の売りが終わった後 相場は急上昇を始めます。(約40PIPS) 今お話しした事実を読んで、どう思われますか? なぜ下げ止まる事が分かるのか。 そんなに思った通りに動くものなのか。 と思われるかも知れません。 ですが、今週まだ109円を割れるわけにはいきませんし、 ここからナスダックが上昇するわけですから、この値位置で止まるのが普通です。 移動平均線は関係ありません。 月足週足日足4時間足1時間足30分足で ラインをブレイクしたかどうか。 ドル円に影響を与えるそれぞれの市場が、同じく 重要なラインをブレイクしたかどうか。 そして、何時か。 これだけの事が値が動く理由です。 動いた後で移動平均線は付いてきますが、決して 先には動かないのです。 前もって分かっているのは「値位置」「時間」「市況」。 特に、値位置を利用するのが 正確に値動きを読み解くコツです。 という事で、次回 「時間」と「市況」について。 その記事をもって、4月からシリーズでお届けしてきました コラムは終了となります。 P.S.
分かる、と言いますが 本当の意味で値動きが分かる人は誰もいません。 誰かが買い、ラインをブレイクさせる。それを見て我々も買う。 その最初の一人でない限り。 しかし、ラインがどこにあるかも知らないトレーダーは ブレイクしたかどうかすら、理解出来ていない。 P.S.2 水平線、ではなく もとよりそこにフィボナッチがあります。 フィボナッチをそこに作り出したのは 値動きをコントロール出来るレベルのトレーダー達。 私の役目は、そんな値が動く本当の理屈をあなたに伝える事です。 P.S.3 「大野が考える現在最強のデイトレード手法3完結編」が今回のデイトレードに似ています。 ドル円で、ダイナミックに売買しつつ、1分足でも売買するデイトレードです。 また、上記チャートに表示させたラインは、さらに特殊なフィボナッチの使い方で 「勝ち方実戦編フリーパスプラン」の手法です。フリーパスプランがあれば、同じ売買が可能です。 スキャルピング・デイトレード・スイング・ポジションどの期間でトレードするかという話題は腐るほどありますので、簡単にご説明して 実際の値動きを使ったチャート解説に入りたいと思います。 まずは、『デイトレード以外の選択肢もある』という話から。 新年度!新人トレーダー教育プログラム、第3回目は「デイトレード」について。 第1回目は「トレード環境」、 第2回目は「ライントレード」を3回ずつお届けしてきました。 6月のデイトレードの話でこれらのコラムは終了になります。 スキャルピングは少しでも思った方向へ動けば、利食い。 デイトレードは1日で利益を確定する。 スイングトレードは数日~数週間保有し、 ポジショントレードは数か月保有するようなイメージです。 何を選ぶかによって、利益もリスクも全く異なるものとなります。 たとえエントリー箇所が同じだとしても、保有する期間によって名前が違うのは、エントリーよりもエグジットの方が重要だからです。 しかしながら、注意すべき事が幾つかあります。 ありがちなミスとして、「次のような事柄に当てはまる行動」を相場で取った場合 いずれ引退する事になるでしょう。(今まで2人の知り合いがそれで引退しています) ◆デイトレードやスイングトレードのつもりでエントリーして、 思惑が外れ、マイナスになったからと言って ポジショントレードに切り替えて数か月保有してやり過ごそう、と考えないで下さい。 これをやった場合、 いずれ莫大な損失を負ってあなたは引退する事になります。 今日でなくとも明日、今回でなくとも次回にはそうなるかもしれません。 ◆ポジショントレードのつもりでエントリーして、 思っていたよりも短期で十分な利益が出たり、どうしても戻ると判断せざるを得ない場合 短期間で利食いをする。これはあり得ます。 両者の違いは、損失なのか利益なのか。 後者は少なくとも幾らかの利益を得ていますが、前者はそうではありません。 マイナスの口座を放置すれば、さらに損失が膨らむ可能性は十分にあります。 それでは、実際のチャートに入りましょう。 デイトレードの場合チャートはクリックすると拡大します。 これはユーロドルの1時間足で、5月の終わりに(月終値をふさわしい値段まで戻すために)上昇した時の底値での買いです。 このチャートではなく、実際は他の証券会社2つで売買しました。 底値で買ったので、どこまで持っておくかが問題ですよね。 この1週間後はさらに上昇していきますが(底値ですから)、しばらくは持ち合いになる相場です。 厳密には5月30日にエントリーして、31日に一部利食いしていますから デイトレードとは呼べないかもしれません。 その翌日、6月1日に残りのポジションは利食い。 高値で売りポジションを保有してノーリスクにした上で、 雇用統計を売っていきました。 この売りに関してはデイトレードと呼べるでしょう。 どの期間で何をやりたいかが重要です。 6月7日まで放置していれば、150PIPSではなく300PIPS取れています。 ただし雇用統計の売りの利益がありますので、それほどは変わらないかも知れません。 安全なポジションを残して、楽にトレードしたければ 2週間くらい放置して利が伸びるのを待つのが得策です。 次はその例を挙げてみます。 スイングトレードドル円の4時間足です。
5月21日~6月1日までの値幅を取っています。6月1日の雇用統計からは買いを入れ両建てですので、実質そこまでの値幅(200PIPS程度)となりました。 これはスイングトレードと呼べるでしょう。 ただし、本当はこのポジションは ポジショントレードをしようと思ってエントリーしました。(笑) しかし6月に入り上昇する事が分かったので、一旦買いを入れ 後日また売り直したという事です。(その話は次回にでも) 私はデイトレードを得意としていますが、 最近飽きてきたのかスイングトレードをしています。 細かい売買ほど、最近は面倒に感じます。 50PIPS~200PIPS程度はこの規模で売買すると一度に取れるので 値幅の小さなドル円でも楽ですね。 ただ、一回一回こうして戻るのが為替らしいところ。 そういう意味では、デイトレードの方が無駄がありません。 というわけで、次回は デイトレードについて更に詳しく書きたいと思います。 このために、金曜日にデイトレードをやっておきました笑。 デイトレードとスキャルピングはどうやれば良いのか? そんなコツをお届けします。また明日お楽しみに。 ※コラムはライントレーダーズ通信で配信しています。 |
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2 月 2022
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