オーストラリア投資情報

投資ビザ

今回のオーストラリア調査でまずやろうと決めていた事は投資ビザについてでした。
オーストラリアで永住権を得る、その為の手段の一つが投資ビザですが
投資家の皆さんであれば
そういったものにご興味がおありではないかと思ったので調査しておきました。

こちらでビザ取得サポートをされている西尾さんにお話をお聞きしました。
オーストラリア移民局のサイト(英語)などでも分かる内容ですが、
やはりそうなのかと納得出来るものでした。
うすうす気が付いてはいましたが、投資ビザの条件は厳しめ。

3.5万ドル程度の資産があり、
その内の1.5万ドル以上でオーストラリア国債を買う事。

3・5万ドルはレートにもよりますが、3億4億円程度。そして
利率の高い商品が沢山あり、銀行に預けるだけでも高利率で
お金を増やせるオーストラリアで利率の悪い国債を1.5億円買う。(笑)
そして、これらにプラスして下記が必要になります。

• インベストメントキャリア(投資歴)を説明出来る資料
  
• 英語力（IELTS7以上＝TOEIC950点、英検1級程度)
  

などで、ポイント65点以上(様々な加算パターンがある)を取る事。

で、他のビザで永住権を狙ったらどうかを考えてみましょう。
その方が簡単なので。(笑)

1. スキルビザ（SOL）であればポイントは60点以上で投資ビザよりも緩い。
   
2. 55歳以上のリタイアメントビザも条件は少し緩い。
   
3. ビジネスビザからの永住権の申請なら会社の規模やポジションにもよるが更に簡単。
   
4. 最も簡単なのはパートナービザ。
   

という事で、投資ビザは非常に不利な取得条件のようなので、
結局は他のビザ取得を狙った方が良いでしょう(笑)。

※大体は上の要件であっているはずですが
詳しくはよくお調べになった上で永住権を狙ってみて下さい。
リタイアして海外で過ごすというのはお考えの方が多いようなので情報をシェアしておきます。

物価が高く、給料が高い国

ここシドニーの物価は日本より高い。
ペットボトルの水がたまに4ドル(400円近く)している事があります(笑)。
スーパーでは500mlで1ドルを切っているものもありますがコンビニなどで。


だけれども給料が高い。
前に私が働いていた居酒屋の店長に話を聞いてみたところ
日本円で5・60万は最低でも貰っている様子でした。
そして永住権も取得出来たそうで、嬉しそうでしたが
日本だと月収40万とかそれ以下の方も結構多い気がします。

だから？

円安が続いて日本円の価値はどんどん下がり続けています。
つまりこれは私達の資産価値が下がり続けている事とイコール。
デフレで日本の中では気が付かないだけです。
オーストラリアではインフレが続いているので、
渡豪してみると分かりますが、何を買うにも高く感じるはずです。


ベトナムの通貨ドンと日本円の価値に差があるからお金を掛けずに
ベトナム旅行出来るのと同じで、
オーストラリアドルと日本円の価値の差、そして物価の差により
オーストラリア人にとっては日本の物は安い、日本人の給料は安い、という事になります。


つまり同じ仕事をしても、ただそれがオーストラリアなのか日本なのか、
どこで生まれたのかという自分では選べない要因によって資産価値に差が出るという事。
こんな理不尽な現実が世界を支配しています。

ベトナムですごく頑張って稼いだ金額を
日本の学生がアルバイトで簡単に稼げてしまうという事の
「逆」が起きているという
イメージで考えれば、恐らく日本人ならご理解頂けると思います。

だからこそ、永住権を取得したりビジネスビザでオーストラリアで働くと
日本で一生懸命に稼ぐ額よりも「多く」を簡単に稼げるわけです。

こういった事が
日本にいるだけだと実感として持つ事が出来ない。


一生懸命やればいい
という問題だけではなく、広い視野で考える事で賢く生きていけます。
インフレデフレ、円安円高。株安株高、リスクオンリスクオフ。
さあ、今何をしたら良いの？
一度お考え頂いたら面白いのではないでしょうか。

ではまた。

※オーストラリア投資情報②はもしあれば(笑)次回またお届けします。