この先が分かる!?目標値今日は目標値について。ライントレードの基礎、第3回目です。 フィボナッチを使うと、目標算出は簡単に出来ます。 ですので非常に単純な話で(笑)、「フィボナッチの目標値まで買う」。そうすると、大体 何か反応が起きる(もしかすると反転の可能性がある)値位置まで買えます。 私はフィボナッチの専門家ですので、その話をさせて頂きます。 ライントレードの基礎第1回は「シンプルなラインから」、 第2回「フィボナッチで分かる!?持ち合い」でした。 最後の第3回目は今回の記事「この先が分かる!?目標値」をお届けします。 次回は6月に新年度!新人トレーダー教育プログラム3 【デイトレード】を予定しています。お楽しみに。 値動きのルールと呼ばれる手法まずは上のチャートをご覧下さい。 赤で丸を付けたところで売ったとします。そうしたら、「目標値」と書いたところまで売ります。 この目標値は幾つか算出出来ますので、分割で利食いしても良いし、一部残しておいてもOKです。 それが本当に機能するフィボナッチの値位置であれば(あなたが正しくそれを算出出来るのなら)、そこから跳ねて一旦戻る事になるでしょう。 戻るのであれば、利食いしておいた方が良いですよね? だから、目標値を出し、目標値で少なくとも一部を利食いする。 それが目標値を使うメリットです。 さて、色々とお話しておきたいのですが 上の図で、天井を付ける前の値動きから「天井の値位置を割り出す方法」があります。 これをフィボナッチエクステンションと私は呼んでいます。 ただ私がそう呼んでいるだけで、多くの方は0~1を越えた数値をそう言います。 その数値(1.618など)についてはまとめて「フィボナッチリトレースメント」と私は呼んでいます。 ではそのエクステンションによって、天井を割り出せたとします。 だとしてもそれが天井である保証はどこにもありません。 (笑) 天井になるためにはもう一つ。 その値位置自体が大枠で、 「意識されている重要な値位置」である必要があります。 それを表したのが赤い横線です。 天井から下落した後、通常値動きは その意識される値位置へ押し目(戻り売りポイント)を付けます。 最高値→安値→戻り売りポイント→安値更新→目標値へ。 この流れで下落が決定ます。 私なら 「戻り売りポイント」の段階か、最高値でも売れます。 ちなみに上の図の形状を、ヘッドアンドショルダーなどのチャートパターンとして捉える方もおられます。そういうトレーダーも安値更新の段階では参加してきますから、どこで戻り売れば良いのかを知っておくと、後は高みの見物となります。つまり最終的に下落は加速します。 戻り売りポイントで売って下さい、と会員様にはお話してありますので その話をすると、 安値から一体何割戻す必要があるのでしょうか? 天井、底ではどうか。上昇中、下落中では? ルールとして「どうなるのか」、「どうするのか」が重要です。 ※どうなるのかは値動き自体のルール。どうするのかは売買ルール。 ポイントは次の点にあります。 戻り売りが完成する+他の機能する値位置 で売れば確率が高い。 例えば、
最後にもう一度ご確認下さい。 以上の理由で、 天井で売れなかったとしても、戻り売りポイントでは売れます。 ご存知だとは思いますが、安値を更新してから売るのは値位置が不利です。かつ その時点でようやく売るトレーダーが多いので、 わざと安値を割れてから値を戻そうとするケースがあります。 もちろんあなたに損をさせるためにです。 値動きのルールと売買ルール先ほどの例で言えば 下落が確定したのは安値割れですが、下落すると分かっていても一回一回戻る(上昇する)し あなたは上手くこの相場を売れていないとします。 なぜ、簡単に下落相場を売れないのでしょう? 戻り売りポイントへ到達するまでの値動きは、一瞬で急激に上げてから下落するか。または、 少しずつ時間を掛けて"じわじわ"と戻り「ある時間」になると急に下落するか「ある値位置」へ到達すると急に下落する。 下落からの戻しにはこのような特徴があります。 下落だと分かっていても売れない理由は、 上昇を匂わせている値動きによって下落を信じ切れていない。だから売るのが怖い。 もう1つの理由は、「どこでいつ売れば良いのか」を知らないから売れない。 ではどうしたら下落を売れるようになるのか? 何時にどの値位置で売り場が作られるのかを、前もって考えておけば良いのです。 時間を利用するコツとしては、 「押し目の時間」というものが存在します。その時間を知っていればピンポイントで売れます。 または4時間足、1時間足、30分足などが確定する少し前。 確定するギリギリまでは下落する事は分からないかそうは見えないでしょう。15分前とか10分前になって急に下落するので、その瞬間に気を抜いていれば(しつこい戻しに嫌気がさしてチャートから離れていればなおさら!)売れません。 値位置を利用するコツですが、 戻り売りが完成する+他の機能する値位置 で売れば確率が高い。 例えば、
と先ほど書いたように、 まずは「戻り売りが完成する」が意味している「何割戻すと下落出来るのか」、その後どこまで進む可能性が高いのか、という値動きのルールを覚えておいた方が良いでしょう。 なお、戻り売りポイントが必要なのは、長期または短期のどちらかで一度だけで十分です。 一旦進み始めたら長期短期いずれかの目標値までは一方的に進む事が可能です。 その何割戻すかという点と、安値更新後どこまで伸びるのかという目標値が分かると 「どこで売って、いつ利食いするのか」がはっきりと分かります。 損切り位置・利食いの値位置が決まれば、 リスクリワードの計算、『何枚売って幾らの損失に対して幾らの利益を期待するのか』も エントリーする前に決まります。 行き当たりばったりではなく、確率の高いところでエントリーし 売買ルールとしてある程度トレードをコントロールする事が可能になります。 次に、 「他の機能する値位置」 との一致(上記)や、反転すべき時間帯を見ます。 ここまで分かっていれば "じわじわ"と上昇に見せかけて戻ろうとも、怖がらせるために急騰しようとも、 ただその瞬間にピンポイントで売るだけです。 下落するための条件が整い、より有利な値位置で売ったのなら、 下落目標へ到達するのを楽しみに待っていれば良いのです。 たとえ今回失敗しようとも、このタイミングだけでやっていればいずれ勝ちます。 それを売買ルールと言います。 ※時間に関するデイトレード手法は「時間帯における考察」をご覧下さい。 ※値位置に関する汎用的で決定打となる手法は「値動きのルール」でお話しました。 底でも同じです。
下落してきた時点で目標値まであと少し!という状況で考えるべき事は
ですので、下落目標で底値を狙うか(笑)※チャレンジ精神旺盛な方は。 押し目の値位置で買うか。 押し目だけを常に狙えば、毎回損失を限定して利幅は フィボナッチを利用する事で前もって想定出来ます。 捕らぬ狸の皮算用となるかどうかは分かりませんが。 無料教材「ディーラーとの駆け引きに勝つ方法」で2012年に書いたのは 次のような事です。 暴騰前に、上がると分かっているA君は じわじわと上げながら値幅も出ていない状況の中で頑張ってトレードをしている。 下げに転じて手放した瞬間、一気に上昇し取り逃す事に。 今現在2018年の言い方をすれば結局、彼は値動きのルールを理解していないのです。 まだ押し目が完成していなければ伸びない。高値を越えなければやはり伸びない。 だから、フィボナッチに押し目を付けるのを待ってから買えば 安値で上昇するタイミングで買えたのに、ごちゃごちゃとしている意味のないところで 欲を出して買おう買おうとしているものだから刈られる。 最後に復習しておきましょう。(売りの場合) 戻り売りが完成する+他の機能する値位置 で売れば確率が高い。 例えば、
または時間でもタイミングを計る事が可能です。 ※時間に関するデイトレード手法は「時間帯における考察」をご覧下さい。 ※値位置に関する汎用的で決定打となる手法は「値動きのルール」でお話しました。 『史上最も簡単で、最も正確な読みの出来る(値位置に対しての)CFDとFXの取引方法』という教材も2012年に出していますが、目標算出に重きを置いたのが 2014年発売の値動きのルールという教材です。エクステンションについても触れています。 『フィボナッチ大事典』という教材も2012年に出しており、内容はこちらが一番多いです。 2の「日・週・月・年の目標値」は『勝ち方実戦編』という教材のものです。実際はこれが一番機能します。値動きのルール自体、勝ち方実戦編の中の動画1つをさらに分かり易くアレンジしたものですからこの教材だけがあればそれで十分です。 というわけで、 目標算出については以上です。 新年度!新人トレーダー教育プログラム3【デイトレード】は6月に予定しています。 お楽しみにしていて下さい。 *************************
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