トレーダーの出身地。最近、シドニーに居ますが こちらで不動産ビジネスをしながら主に株投資をしていて、そして 最近はFXにも参戦したという方から色々なお話を聞いています。 しかしながらFX歴は短いので様々なテクニックを教えています。お年は私の倍ほどですが(笑)。 今回は要するに 株出身のトレーダーがFXでどのような取引をするのか。 そしてそれは通用するのか?という話になるかと思います。 私が思うに、彼こそは典型的な株トレーダーでしょう。 BUY & HOLD(バイアンドホールド)で上昇を見越して買い、 その後下落したとしても塩漬けになっても持ち続ける。 株では1千万程度塩漬けになっている、という事ですが・・ FXは金額を小さく(200~500万円程度)遊び程度で始めたそうです。 さて、それは最近のドル円相場です。 儲かっているでしょうか?いないでしょうか? FXでBUY & HOLDを実行した時・・どうなるのか? 典型的FXトレーダーであれば損切りと利食いをきっちり入れて 短期トレードで「何PIPS取る」とか そういう話をされる方が多いのですが、 そういう事は一切考えずに『ただ買って放置し続けた場合』どうなるでしょう。 答えは 「儲かる」。 でした。 ただ、順調なアップトレンドの時だったとは言え 大きな利益を得るためには大きな損失を許容する必要があります。 これ程までに順調なドル円相場だとしても浮き沈みはやはりあります。 なので彼の場合 途中で追証金を何度か入れて耐えて耐えて、そして利益を得る事が出来ました。 買いっぱなしで勝つという戦略(?)を実行するためにはマイナスの期間を耐えられるかどうか。 そこが焦点になるという事です。 最低証拠金額を下回って強制的にロスカットされてしまっては この戦略を実行する事自体が不可能なのです。 結果をお話しておくと 彼は50万程度の損失を追証金を入れる事で耐えて 最終的に60万円の利益で一旦区切りとなりました。 つまり、結果としては今のところ利益です。 しかしなぜ彼がそこで区切りとしたのか? そこに妙(みょう)があります。 欲望と恐怖。まとめまず、上の写真は特徴的なのでクリックしてよく見て頂きたいのですが 特にテクニカル分析も出来ない場合、 エントリーポイントは買い易い場所 つまり停滞している時間が長い場所になりがちです。 買わせたい場所―その後下落するから―で買うという事にはなり易いと言えます。 もちろん、押し目 この場合その後の下落を待って買えれば良いのですが どこまで行くのかが分からなければここでは『怖くて買えない』から、です。 これが下落時の心理状態・・『恐怖』。 結果として買い易いところで買い、その後の下落に巻き込まれ 時には塩漬けになったりします。 ではなぜその後利益に変えることが出来るのか? それは「より上を見ているから」、です。 彼の場合、130円150円までホールドなんて言っていましたが(笑) 上を見ているから4円程度の下落は無視することが出来るという訳です。 ではなぜその上を見ているはずの戦略が 50万の損失に対して60万の利益で終わってしまうのか? ここが最大の謎です。 (笑) その答えが、「欲望」です。 利益が出ると二つの欲望が胸を渦巻くはずです。
利食い目標、というものがない場合 何もポイントではないところで『キリのいい数字が儲かったから』というこじつけの理由で 時には利食いしたりしてしまいます。 利食いをすれば当然ポジションはなくなりますから、それ以上の利益は得られなくなります。 しかしまだ相場は伸びている・・。 そこで、さらに不利なところで買う事になってしまうわけです。 これが「もっともっと利益を得たい」という欲です。 不利なところで買っているのでまた吐き出しをくらってしまいます。 このような心理状態によって
という行動に出てしまうのが株トレーダー流BUY&HOLDをFXに当てはめた時の 典型パターンなのかもな、と感じます。もちろん一例から考えた事に過ぎませんが、 塩漬けになるというのはよく聞く話ではないでしょうか。 塩漬けになった事がないので知りませんが。(笑) また、『売りが出来ない』という事も彼が話してくれましたが 下落を利益に変えるというよりはマイナスの間は耐える、という行動を取るわけです。 FX出身のトレーダーであれば当然 下落中は売りであり、耐えるという発想には至らない と思いますが、株トレーダーは買いが基本的に有利なので空売りが苦手となるのでしょう。 で、 「なぜ値幅がさらに伸びているのに60万で止まったのか」ですが・・ 適当なところで利食いをして、さらに高値で買い直して、最後は吐き出しをくらって 一旦得た利益がマイナスになったために撤退をしたから。 これが謎の答えです。 ところで上に載せたチャートの写真ですが 損失を許容して利益を得る! 忘れがちですがこれこそが投資でありトレードではないでしょうか。 確かにテクニカルを研究していらっしゃれば 例えば 押し目が分かるフィボナッチや、利食い目標が分かるフィボナッチや (フィボナッチばかりですが(笑)) その他なんやらを知っていればエントリーポイントは押し目になるでしょう。 これから下落するポイントで買う事はきちんと勉強していればしないはずです。 しかし、テクニカルを重視しすぎるが故に大事な事を忘れている方が多い気が最近しています。 大きな利益を得たければ 大きな損失も同時に許容するしかない、という事です。 損切りを大きく置いたり、枚数を大きくするしか 大きな流れで大きな利益を得る事は難しいからです。 上手く立ち回って、損切り幅を小さく押し目で買う事は可能です。 その方法は私も教えているし、よく当たるので実際に押し目で買えます。 ですが、基本的には「損失は受け入れなければならない」という 投資やトレードの原則をもしも忘れると 利食いが早くなってしまったり、損切りが小さすぎて切られてしまったり、 時には逃げ出してしまうのではないでしょうか。 これこそが逆に FXトレーダーの典型パターンで利益を出しにくい短期売買かなと感じています。 どちらの典型パターンにも良いところも悪いところもありますが 共通して言える事は エントリーポイント、損切りの位置、利食いの位置をきっちり考えると 安心して持っていられたり下落前に買いを入れたりしなくて済むという事です。 下の教材を是非ご利用下さい。 ではまた。 フィボナッチの教材教材一覧はこちら
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2 月 2022
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