トレードについて孫子から学んでみますか孫子の言葉にこんなトレード向きな言葉があります。
善く戦う者は不敗の地に立ち、而して 敵の敗を失わざるなり。 [軍形篇] -戦上手は、自軍を絶対不敗の態勢におき、しかも敵の隙は逃さずとらえるものだ *引用-最高の戦略教科書 孫子 著者;守屋淳 本当に仰る通りですよね。 如何に負けないポジションを作るか、資金を守り抜くか。 そして簡単な隙を捉えて利益を出すか。 トレードでも一番考えるべきことはそれですよね。 でも、この「絶対不敗の態勢におき」のところを意識されている方は 少ないように思います。 これは売れる教材の種類から分かるのですが、 資金を守ろう! という教材はほとんど売れません(笑)。 逆に、 値動きを読もう! という教材はよく売れます。 でも、本当に見てほしいのは 資金を守ろう!の方なんですけどね。 大きなドローダウンをしたらそれで殆ど試合終了ですが、 「値動きを読むことばかり考えている」という統計から バシバシやろうという意識が強すぎるように感じます。 守るより、攻める!とも言えますが。 確かに、値動きを読むことは重要でしょう。 しかし、たとえ動きが読めていたとしても
持ち合いの中の動きまであなたは読めますか? 20回連続で損切りに合ってもあなたは生き残れますか? 間違った場所で、間違った資金管理でトレードしたら 誰だって負けてしまうでしょう。 守って、攻める!必要性があることは 自覚している必要性が高いように感じます。 善く戦う者は不敗の地に立ち、而して(しかして) 敵の敗を失わざるなり。 この言葉をもう一つの観点からアプローチすると、こうも言えます。 安全な所に損切りを置く。つまり、 「相場の理屈に合わない位置に損切りを置く」という事が重要だと言えます。 その位置は それよりも下がったら暴落するラインだったり、 もう一段下の押し目に行くことが決定するラインの下だったりします。 そして不敗の地とは、 ポジション自体を「相場の理屈が合わない位置」ギリギリまで引き付けて買うのであれば、 損切り金額からしても安全、負けても損失が小さい、というトレードになります。 当たり前の事ですが(笑)。 ところで、孫子の次の言葉は相場には合わない事の方が多いと思います。 兵は拙速(せっそく)を聞くも、 いまだ功の久しきを睹(み)ざるなり。 【作戦篇】 -短期決戦に出て成功した例は聞いても、長期戦に持ち込んで成功した例は聞かない いくら孫子様様が仰ったからと言えども、 これを意識し過ぎると、損大利小になるので注意。 利喰いは伸ばせるだけ伸ばして、 損切りは明らかに小さくするか、損切りまでが遠い時は枚数は小さくする。 これも当たり前過ぎますが。(笑) やることはそれだけだから、 この言葉はどちらかと言えば・・まるで逆。
ごちゃごちゃやった方が良い時と、ただ放置しておいた方が良い時があり、 トレンドはまさに後者でしょう。 そして難しい事より簡単な方が成功しやすいし、 トレードを始めたばかりだったら特に 買ったら買いっぱなし、位の方が 「知らぬ内に勝っておったわ。ワハハ」という事に なり易いのではないでしょうか。(笑) 細かいことをやりたくなるのは分かる。 デイトレバシバシ、スキャルでなんてやりたくなるのも分かる。 しかし、忍耐強く待てることもまた格好良いと思いますよ。 これぞというポイントで勝負して、後は見守る! 方がそれこそ、『不敗の地』に立てるからです。 ちなみに、私にとって不敗の地はいつでも天井と底です。 一度決まれば、しばらく高値安値が破られるまでは勝ち続けられます。 天井と底を簡単に読めるというのが、特徴の手法ですから。 損失は僅か、利幅はまるまる戴き。 これが一番楽に感じます。 不敗の地が敗れた時? ・・ちょこっとだけ損しますが、戦地にいたらいつでも怪我をしますよ(笑)。 ではまた。 *************************
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2 月 2022
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