トレードをし過ぎると負ける訳

トレード数は限定する。

FXなどのトレードで負ける典型例というか、そういうものがある。
その一つが、『やり過ぎる』ということ。

どれもこれもチャンスに思って飛びつくのはやめた方が良い。本当に。

例えば3starter.jpではサービス上、ほぼ毎日相場分析を配信するけれども、
じゃあ私自身がどの程度取引するかというと
一番のチャンス時しか大きな取引はしないし、忙しい時や気が乗らない時、
ライン的には正しくとも市場全体としておかしいなと思う時は絶対にやらない。

トレード数が増えると、無駄なエントリーも同時に増えることになりがち。
優良なチャンスにのみ売買を絞った方が、当然勝率は上がる。
では
どういう感覚で、トレードする時を選んだらいいのだろうか。

いつやるの？

今でしょ。は不正解。
待って待って待ち続けて確実だと思った時にやる。

これがトレードでは正解だと私は信じている。

もちろん、一日何十回も取引して細かな収益を取っていくことも出来る。
あなたがそれで勝てているのならそれでいい。
でももしも、そうでないのならトレード数は限定すべきだろう。

これは、『常に確率を測っている』という感覚に近い。

厳密には計算式があるわけではないが、
「どの程度そのトレードアイディアが実現できそうか」という事を常に意識する。
そして、その度合いに応じて投入資金や損切りまでの距離を決める。

• いくら損してもいいのか。
  
• 例えその損失を出したとしても、それでもやる価値はあるのか。
  
• どうしても今じゃないといけないのか。
  
• やらなければいけないとしたら、何円何銭まで何日の何時まで保有しなければいけないのか。
  
• どの値位置までいつまでに達しなければ、ポジションを軽くしなければいけないのか。
  

これらをラインで正確に測り、その時まではその可能性に賭けてみる。

損をすることを前提で考えた上で、
「高確率だから損よりも得をする確率の方が高い」というタイミングでのみ取引をして、
深くは追い過ぎない。

こうすることで、勝つ確率はぐっと高まるのだ。

配信のばらつき

そんなわけで、毎日相場分析を配信しているのだが、いつもいつも正解にはなり得ない。
もし私が『上昇するならいくらまで。下落するならいくらまで。それは何時に起こりうる』という事を言っていたとしても、そのすべてが正しいわけではない。
あくまでチャンスになり得るというだけのことだ。

実際にはそれプラス、
市況を見てどのストーリーを相場が描いているのかを正確に判断しなければならない。

いつもいつも配信しようと思うと、
可能性が低いけれどライン的は一応正しいとも言える位のタイミングでも配信せざるを得ない。

ちなみに配信は公開版では3starter.jpで配信している。
私でなくとも、こういう相場状況を配信する情報を受け取った時に
情報の「何を見るか」がとても重要だ。

買いのチャンス！と書いてあったとしても、こちら側としては
「チャンスではあるが、ある確率でそれは崩れるだろう。」と思いながら
配信しているからだ。
これをラインでやる場合、このラインを越えたらこうですよ、という旨を必ず書いてある。
私はそうしている。

「このあと4時間足のトレンドに飲み込まれるだろうが、あと30分間は買いがベストだな。」
と判断して配信している場合があるということ。
「ダウが5週間陽線で、4週間陰線だから今週が上昇に転じるならベストタイミングだが、
一回は駆け引きとしてダマシの売りが入るだろう。」と考えた上で、
『ドル円何円何銭を越えなければ下は何円何銭まで』などという端的な配信のみを行っている。

言いたいことは

配信だけを鵜呑みにして取引をしたところで、その背景も分からないし、
それだけではダメだという事。

必ず、自分自身でも分析を出来なければいけないし、
独自の分析方法を持っていないといけない。
自分だけの売買タイミングを持っていなければいけない。

それはつまり、
「得意とするパターンが人それぞれ」だから。

私の場合、
相場の天井と底で簡単にエントリーするという能力を持っている。
逆に言えばそれだけとも言えるが(笑)
そこでの駆け引きも熟知しているので、何の迷いもなく実際に天井と底で
売買して、そのエントリーエグジットだけで利益を出すことが出来る。
だから私の教材を買えば当然、同じことが出来るようにはなるはず。
ただ、そこからが問題で
同じことが出来たとしても、
「性格や得意とするスタイルに合っているのか」、
果ては「その売買を信じられるか」という
精神的なものに結果が左右されることになる。

その手法に精神状態が耐えうるのか。
ここが手法を決める上で一番のポイントだと思う。

相場は上昇するし下落する。
方向性が合っていても損をすることはある。
保有期間と資金バランス、
損切りと利食いの位置、ポートフォリオによって
全然結果は違ってくる。

信じていなければ、待てない。
待てなければ、結果は出ない。
だからこそ、
自分なりの解釈が出来なければいけないし、
自分の使う手法は信じていなければいけない。

そして手法が決まれば、必要なところでのみトレードをすることになり、
同時にトレード数も減らすことになる。

ライントレードで、フィボナッチとギャンをメインで使う先読みの手法。
合いそうだと思えば、トライしてみても面白いでしょう。

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ではまた。