パターンは決まっている。値動きのパターンは決まっています。 毎回少しずつ違うし、パターンを敢えて崩されたりもしますが(笑)、 基本のパターンはいつも同じです。 幾つかのパターンを繰り返している。 つまり、このパターンの幾つかを知っていて、 どのパターンなのかを判別することが出来たのであれば 結局は思った通りの動きになるという事です。 今はどのパターンのどの位置にいるのか。 これは分析の段階で考えなければいけない事です。 ポイントがある。パターンを認識する時はポイントがあります。
そのポイントを見て、判断します。 パターンが崩れていなければ、結局はその通りになるのだけれども 敢えて崩したり、崩れたように見えたり、違うパターンのように見せたりします。 ここを判断出来る基準が必要になります。 むやみに見ているだけでは分かりませんが、 崩れてはいけないところが崩れた時、トレーダーの総意は『崩れた』となります。 見るべきポイントとは、 崩れたのか、それとも崩れていないのか。 それだけです。 毎回、パターンの崩し方は
この二つです。 何を以てパターンが崩れたと判断するのかを知っていなければ 話にもなりませんが、知っていてなお、戦いがあります。 それを熟知した上で、 一番美味な部分を切り取るのが我々のやるべき事です。 つまり、トレードする瞬間、 主だったラッキーチャンスがあるのは
この瞬間が一番美味しい。 私はそう思います。 例えば下落中の持合いで売りを仕込んでおくとか、 指標で上げる少し前に買いを入れておくとか、ですね。 様々なパターンについては 『勝ち方実戦編フリーパスプランレッスン16』でお話しします。 パターンについては レッスン5辺りで説明し過ぎたのでまとめながらやっていきます。 次回はターゲット戦略について。 市場の流れは何が作る?突然ですが・・・、 マーケットの雰囲気だとか、マーケットの流れは 一体、何が作っているのでしょうか。 私が思うのは、アメリカの株価ではないかという事です。 皆そう思っているのかもしれませんが。(笑) いやいやその株価すら裏で操っている人間がいるのだよ、とか いやいやアラブだよ、 原油だってアメリカの取引は世界中の1%に過ぎないのだよ、 なんて言われたら何も言う気が無くなりますが(この間友人に言われたセリフですが)、 一回ちょっと考えてみて下さい。 例えば、リーマンショックの時 「何が暴落したから世界中にその波紋が来たのか」といえば、株価の暴落でしょう。 もちろん債券価格の暴落だけではなく、株価が暴落しています。 そしてその影響は誰にでもよく見える形で世界中に不安を色濃くしていきました。 このマーケットの雰囲気や、景気の良し悪し、楽観と悲観が 投資家心理に実は一番大きな影響を与えるという事です。 この記事はFXトレーダーに向けて書いていますが、 FXにももちろん、いや FXだからこそ、 米国株価には最も気を配る必要があるのではないでしょうか。 米国の株価の値動きは リスクオン・リスクオフの観点から非常に大きな影響を及ぼします。 しかしながら、米国の株価を全てチェックしておくのは少し無理があります。 そこで、皆さんご存知のあれの出番です。株価指数です。 ※ちなみに、当たり前過ぎることを当たり前に書いている記事です 株価指数とドルインデックスアメリカの株価指数で代表的なものが3つあります。 ダウ・ジョーンズ工業株30種平均、ナスダック総合指数、S&P500種株価指数 CFDではこれらの取引もFX同様に出来るのでお勧めです。 ※株価指数の詳しい話はこちらをご参考に。 この3つにプラスして、ドルインデックスを見ておくことをいつもお勧めしています。 ドルインデックスには何種類かありますが、どれもドル対他の通貨を総合的に指数化したものです。 例えば、ユーロ・ポンド・円・カナダドルといった具合です。※証券会社によっても異なります。 例えばドル円で言うと、それらを考える必要があります。 他の通貨ペアであれば他の国の株価指数ももちろん、影響を及ぼします。しかしながら、 日本でFXをやる限り避けては通れないのが、アメリカの株価指数と ドルインデックスでしょう。 なぜなら、ドル円、ユーロドルと日本で取引されるFX商品はほとんどがドル絡みです。 クロス円にも実はドルが絡んでいます。 円⇒米ドル⇒他国通貨、この流れがクロス円だからです。 マーケットの流れマーケットの流れという話です。
川が上流から下流に水が流れるように、 影響を及ぼされる側の市場で取引している限り、 上流の水が濁ったら下流もまた濁るのです。 時々下流から氾濫が起るかも知れませんが(笑)。 そんなわけで、常に、米国株価指数とドルインデックスはチェックしておきましょう。 「何から分析を始め、どの順でどう考えたら良いのか。」 マーケット戦略をどうやってトレードに活かす? それについては市場間の相対性を利用していきます。 つまり、相関関係を利用すれば良いという事です。 次はパターン戦略についてです。 イベントは××上げが一番美味しい。今回は「イベントにどう向き合うか」について考えてみます。 イベント事は引っ切り無しに訪れます。 であれば、相場分析をするよりも イベントに乗っかちゃえ!!w せこいですか?せこくて結構。 でも、それはどのタイミングなら簡単にいくのか? という話。 株価指数・株・先物やCFDなどであってもそうですが、 FXでは特に如実に現れるのがイベントの影響。 特に象徴的なのが経済指標でしょう。 株価指数などでは大きな経済指標以外は無視して トレンドのままにぐいぐい際限なく上げ続けることがありますが、 FXでは上げ下げのメリハリが分かり易く、言い換えるなら イベントの影響をもろに受け続けます。 例えば、明日雇用統計があるとなれば大変で(笑)(ご存知の通り)、 ほんの少しダウが下げただけで100PIPS位ドル円が下げたり、 イギリスで指標発表がひしめく時には ポンド円が期待で200PIPSも上げておいたり・・。 その位大きな影響を受けてしまうのが経済指標やイベント。 雇用統計がある、失業率がある、コア指数がある、 政策金利発表がある・・となれば大変です。 第一、 一日の内で、何も経済指標が発表されない日は無いでしょう。 オリンピックやワールドカップにさえ影響を受けるし、 戦争が激化したり、ミサイルが落ちたり、テロが起こったり、 自然災害ももちろん相場に変動をもらたします。 脅かすようなことを書きましたが(笑)、 それが現実です。外部要因が大いに値動きに作用するわけです。 イベントや経済指標のみならず、金利変動リスクや、 為替変動リスクはFXではそのリスクと戦うものですから良いとしても 様々なリスクがあります。 その中で、トレードを続けなければなりません。 ではどうしたらよいか。 だから、期待上げ。その他のリスクは仕方ないとしても、イベント時、何か発表がある時というのは
「期待が織り込まれる」という状態が作られます。 これが期待上げです。 発表があってからは既に遅い事が多く、 勝負はその前に付いていることがほとんどでしょう。 その前に仕込むか、ギリギリになって慌てるか。 ここが勝敗の分かれ目になることが少なくありません。 例えば今年前半の雇用統計は非常に分かり易いものばかりでした。 前々から仕込む、その流れも見ている、 目標算出と起こり得るパターンを検証済み、値幅のリミットを理解した上で挑む。 そうであれば、指標は難しくありません。 しかしながら、 いきなりその瞬間に見ただけでは誰だって恐らく負けるでしょう。 それまでの動きと、その時の値位置や ポイントとなる値位置を知っている事が重要ではないでしょうか。 イベント時は動きは大きいわけです。 だからリスクが大きいと皆が思う。 しかしその前から始まっている戦いに参戦しているのであれば、 始まる前に既に勝負には勝っているというわけです。 試合に勝とうが負けようが、既に勝負は付いているのです。(笑) どれも同じではありませんが、 また完全に全てを知っているわけでもありませんが、 我々が楽に取りに行けるのは『期待で上げる』時です。 ここが確率が高まる時だからです。 動きも素直だったりします。 発表の時に根こそぎ狩り落とす(ストップ狩り)としても・・。(笑) 経済指標や何かニュースを見てから慌てて飛びついたら、 その「しっぺ返しをくらった」という方も多いのでは? 今回は「その時慌てるくらいなら、前から備えておこう。」という話でした。 予測不可能な出来事は別にしても、 経済指標などは前々から分かっている事ですからね。 備えあれば、ふふふふふです。 次はマーケット戦略についてです。 |
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2 月 2022
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