イベントは××上げが一番美味しい。今回は「イベントにどう向き合うか」について考えてみます。 イベント事は引っ切り無しに訪れます。 であれば、相場分析をするよりも イベントに乗っかちゃえ!!w せこいですか?せこくて結構。 でも、それはどのタイミングなら簡単にいくのか? という話。 株価指数・株・先物やCFDなどであってもそうですが、 FXでは特に如実に現れるのがイベントの影響。 特に象徴的なのが経済指標でしょう。 株価指数などでは大きな経済指標以外は無視して トレンドのままにぐいぐい際限なく上げ続けることがありますが、 FXでは上げ下げのメリハリが分かり易く、言い換えるなら イベントの影響をもろに受け続けます。 例えば、明日雇用統計があるとなれば大変で(笑)(ご存知の通り)、 ほんの少しダウが下げただけで100PIPS位ドル円が下げたり、 イギリスで指標発表がひしめく時には ポンド円が期待で200PIPSも上げておいたり・・。 その位大きな影響を受けてしまうのが経済指標やイベント。 雇用統計がある、失業率がある、コア指数がある、 政策金利発表がある・・となれば大変です。 第一、 一日の内で、何も経済指標が発表されない日は無いでしょう。 オリンピックやワールドカップにさえ影響を受けるし、 戦争が激化したり、ミサイルが落ちたり、テロが起こったり、 自然災害ももちろん相場に変動をもらたします。 脅かすようなことを書きましたが(笑)、 それが現実です。外部要因が大いに値動きに作用するわけです。 イベントや経済指標のみならず、金利変動リスクや、 為替変動リスクはFXではそのリスクと戦うものですから良いとしても 様々なリスクがあります。 その中で、トレードを続けなければなりません。 ではどうしたらよいか。 だから、期待上げ。その他のリスクは仕方ないとしても、イベント時、何か発表がある時というのは
「期待が織り込まれる」という状態が作られます。 これが期待上げです。 発表があってからは既に遅い事が多く、 勝負はその前に付いていることがほとんどでしょう。 その前に仕込むか、ギリギリになって慌てるか。 ここが勝敗の分かれ目になることが少なくありません。 例えば今年前半の雇用統計は非常に分かり易いものばかりでした。 前々から仕込む、その流れも見ている、 目標算出と起こり得るパターンを検証済み、値幅のリミットを理解した上で挑む。 そうであれば、指標は難しくありません。 しかしながら、 いきなりその瞬間に見ただけでは誰だって恐らく負けるでしょう。 それまでの動きと、その時の値位置や ポイントとなる値位置を知っている事が重要ではないでしょうか。 イベント時は動きは大きいわけです。 だからリスクが大きいと皆が思う。 しかしその前から始まっている戦いに参戦しているのであれば、 始まる前に既に勝負には勝っているというわけです。 試合に勝とうが負けようが、既に勝負は付いているのです。(笑) どれも同じではありませんが、 また完全に全てを知っているわけでもありませんが、 我々が楽に取りに行けるのは『期待で上げる』時です。 ここが確率が高まる時だからです。 動きも素直だったりします。 発表の時に根こそぎ狩り落とす(ストップ狩り)としても・・。(笑) 経済指標や何かニュースを見てから慌てて飛びついたら、 その「しっぺ返しをくらった」という方も多いのでは? 今回は「その時慌てるくらいなら、前から備えておこう。」という話でした。 予測不可能な出来事は別にしても、 経済指標などは前々から分かっている事ですからね。 備えあれば、ふふふふふです。 次はマーケット戦略についてです。 トレード戦略トレードをする時に、最近重要だと感じる事は「戦略」です。 一つ目。 まず、「やるのか、やらないのか」。 今、トレードをするタイミングなのかという事です。 やるべき時とやるべきではない時があります。 簡単な値動きの後には難しい動きが来るし、 大きな値動きの後には小動きが来るのが常です。 トレードすべき時とは、分かり易く、勝率が高く、値幅も大きな時。 トレードをすべきではないのは、 分かりにくく、故に勝率も低く、大した値幅も望めない時。 メリハリを付けて挑むことが重要です。 何故なら、「いつでもポジションを持っていなければいけない」という 強迫観念に苛(さいな)まれるようになると、 せっかく手にした利益も、次のやりにくい相場で失うことになりかねないからです。 これがいわゆるポジポジ病。 この症状が出たら、ちょっと頑張り過ぎ(笑)。 無理にお金を増やそうとし過ぎているため、リスクを追い過ぎているのかも? 勝てるタイミングで勝つことは難しいことではありません。 「簡単な時に、勝つべくして勝つ!」を心掛けると非常に楽にトレードが出来ます。 難しい相場の後には簡単な相場。 簡単に行き過ぎたトレードの後には、消耗戦。 だからこそ 負けたからといって諦めるのは早いですし、 買ったからといって調子に乗ると利益を失いかねない。 これは持合いとトレンドの判断という観点からも考える事が出来ます。 持合いとトレンド
これは非常に重要な視点です。 「もし、トレンドフォローを持合い相場でしたならどうなるか?」 考えてみて下さい。 利食いを伸ばす。それは良いですが、 利益確定を伸ばすほど元の値位置まで戻ってくる。 それが持合いです。 逆に 「トレンドが出ているのに、早く利食いをしてしまったらどうなるか?」 ただ放置して置くだけで伸びた利益を 自らの手でみすみす逃してしまいます。 ですから、
この判断が何よりも重要な相場分析だという事です。 また、 なぜゆっくり動くのか。なぜ急に動くのか。 この事についても考える必要があります。 どんどん値が伸びていく、または急に大きく上昇してしまう。 恐らくこの時、安値付近では 「買うのが怖い」「何か買いにくい」という状態になっているはずです。 安値で買わせたくない。だから一気に上げてしまう。 有利なポジションをあなたに保有してほしくはないのです。 沢山のパターンがありますが、例えばの話です。 持ち合う時はどうでしょう。 ゆっくりゆっくり動いたり、動いてもまた戻ったりする。 この時、 トレンドで儲けた人が同じ感覚で入ってきたら・・ 無駄な損失ばかりを生むことになります。 勝ちトレードの感覚は残ってしまうもの。 じれったい事で、損をしてくれる。・・!? であれば、しばらく持ち合うでしょう。(笑) 分かり易い一例に過ぎませんが、 今がトレンドなのか・持合いなのかを考える必要がある という事はご理解頂けたと思います。 やるべきか、やらないべきかこのような理由から、まずはこの事を考える必要があります。 やるべきか、やらないべきか。 「今は自分にとって有利な状況なのか。」 それを判断する必要があるわけです。 持合いなのか、トレンドなのか。 これを判断する時には、 あらゆる手段を取るべきだと考えます。 例えば、 目標算出によって分かります。 ターゲットが持合い内に常に収まっているのであれば 次もまだレンジ域を出ない可能性が高い。 テクニカルでも判断出来ます。 ボリンジャー、平均足、MACDやCCI、一目均衡表でも トレンドや持合いは見つけることが出来ます。 指標の有無、マーケットの流れからも分かります。 重要な事は、「使えるものはすべて使ってでも」まず判断すべきだという事です。 今がやるべき時でないのであれば、温存し、 次の戦いに向けて観察する時でしょう。 自分に有利な状況、高確率で正しいと思える状況がいつか訪れます。 その時に向けて。 次回はイベント戦略について。 |
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2 月 2022
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